日本の印鑑文化
印鑑とは直径1~2センチ、長さ5~6センチほどの円筒状のものの底面に、名前の漢字をデザイン化して彫り込んだものです。底面に朱肉をつけて書類に押します。欧米では本のサインが重視されますが、日では印鑑がそれに代わり、色々な事に使われます。公的文書で、意思確認と本人の同一性の証明とされる実印は、役所に登録されています。役所で印鑑登録を希望する場合にはまず、個人で印鑑を作らなくてはいけません。自分の名前をどう印鑑に彫るか決めます。そして、字体(ローマ字、カタカナ、漢字等)を選びましょう。彫る文字を選ぶときは、実際、日常的に使われている名前にしましょう。印鑑を登録したいときに、証明書として郵便物の宛名、給料明細書、在職証明書など印鑑と一致するものを持って手続きに行く事をお勧めします。印鑑の登録ができていれば自家用車の購入など必要に応じて印鑑登録証明書をとることができます。
また日本では認印と呼ばれる印鑑もあり実印とは別にして、郵便物が届いた時のサインの代わりなど簡単な事に使われます。その他、日本人は印鑑の大きさや字体にこだわったり、高級な材質のもので作ったりする人も少なくありません。
皆さんも日本に来た思い出に作ってみてはどうですか?