タクシーで嘔吐は犯罪?

世界中で様々な文化が存在し、文化に合わせて法律も出来上がってきます。

多くの国々では法律違反にならなくても、今、あなたがいる国で法律違反の場合があります。軽犯罪になる場合もあれば重罪になる場合もありますので注意をしていただきたい。

例えば、飲みすぎてタクシー内で嘔吐してしまったり、体調がすぐれず病院に向かう際に嘔吐してしまう事が起きる場合があります。それは、債務不履行として契約違反となり、民法第644条の善良な管理者の注意義務違反になります。また、シート等を汚してしまった場合には、刑法第261条の器物損壊罪に該当する事があります。タクシー内で嘔吐する事で一度車庫に戻り特別な掃除、吐しゃ物や臭いを完全に取り除かなければなりませんので営業妨害になってしまいます。その為、クリーニング代や損害賠償として1万円~3万円請求されることがほとんどです。金額は、損害が起きた日時や曜日によって変わります。「事故だ!仕方がない!」と弁償を拒むと器物損壊罪に該当される場合もあります。他人の物を破壊し、又は傷害した者は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料に処されるとなっていますので注意しましょう。

もちろん、タクシー内で嘔吐をしてしまっても何も請求されない場合もありますが原則として請求されてしまうと考える事をお勧めします。また、請求しない場合においても状況によって相手が好意に請求しないだけであるとしかり認識する事が大切です。

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